臆病が 籠の中閉じこめてた

世紀の大失恋のあと
わたしは十数年にわたって
彼のことが忘れられず
もぬけの殻のように生きていた。
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そしてそんなときちょうどよく目の前に現れるのが
「家庭内別居中で
妻とはもう数年口もきいていなくて
もうすぐ離婚するんだ」
という男性たち。
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お互いの心の隙間を埋め合ううちに
わたしはいつしか相手の存在に依存するようになり
大失恋の重荷をそちらにすり替えようとする。
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誰か不幸にしても
熱い気持ちは止められない

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「許されない恋」をしたことはありますか?
ひとことでいうと、どんな恋でしたか?

(ノートや手帳の端で構いません
ひとこと書き留めておきましょう)

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紅雀
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
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『紅雀』 1978/3/5
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