愛が終るのをたしかめずに

長い長い冬が終わって訪れる
春はだいすきな季節なのだけど、
じつはわたしが一番すきな季節は、
秋です。
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静かで
地に足がついていて
じっくり深まる感じが
とてもよい。
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着る服の厚さも
ちょうどよい。
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春みたいにどっちつかずじゃなくて
夏みたいに一枚で充分暑くなくて
冬みたいにごわごわ着こまなくてもよくて
秋は、軽くジャケットを羽織ったり、
ブーツを履いたりできるのがすてき。
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オールも持たず漂いながら
やさしい人に手紙を書きたい
短いけれど楽しかったと
強がりだけを岸の落葉にそえて

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秋のすてきなところを3つ挙げてみましょう。

(ノートや手帳の端で構いません
ひとこと書き留めておきましょう)

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さざ波
作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
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『14番目の月』 1976/11/20
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