
今なお冷めやらぬBlack Lives Matter運動。
そのきっかけとなったのが、
アフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイド(George Floyd)さんが
白人警察官デレク・ショーヴィン(Derek Chauvin)被告に殺害され、
その様子がSNSなどを通じて広く人々に知れ渡ったことでした。
今回はデレク・ショーヴィン被告にスポットを当て、
彼に関する情報をまとめてみました。
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Contents
19年のベテラン警察官、寄せられた苦情は18件
19年間ミネアポリス警察に警察官として勤めた
デレク・ショーヴィン被告。
その間、ミネアポリス警察には
デレク・ショーヴィン被告に関する18件の苦情が寄せられ
うち2件に関しては、文書による懲戒を受けています。
ジョージ・フロイドさんとの接点
エル・ヌエボ・ロデオ・クラブ(the El Nuevo Rodeo club)の
元オーナー、マヤ・サンタマリア(Maya Santamaria)さんが
CNNに語ったところによると、
ジョージ・フロイドさんとデレク・ショーヴィン被告は
同クラブのセキュリティとして同時期に働いていたことがあり、
顔見知りであった可能性もゼロではないとのこと。
元従業員2人の末路に驚きつつも、
「デレク・ショーヴィン被告を知るものとして、
彼が呼吸と命を懇願する声を聞く人間性のかけらもなかったなんて
信じられません」と話しています。
事件後、妻は離婚を申請
デレク・ショーヴィン被告の逮捕後、
彼の妻、ケリー・ショーヴィン(Kellie Chauvin)さんは、
離婚を申請しています。
ラオス生まれで難民としてミネソタ州に移住した彼女は、
モン族コミュニティの出身で、
「ミセス・ミネソタ」こともあるそう。
彼女の弁護士によると、二人の間に子供はおらず、
彼女の家族のためにも、この難しい時期を
静かに過ごさせてほしいと望んでいるとのことです。
最も厳重セキュリティにて収監
現在は、ミネソタ州唯一レベル5という最大のセキュリティを誇る
オーク・パーク・ハイツ(Oak Park Heights)州矯正施設に
収監されているデレク・ショーヴィン被告。
新型コロナウイルス感染拡大への懸念から、
面会は許されておらず、
電話とビデオによる接見だけが可能とのことです。
参考記事:
CNN: https://edition.cnn.com/2020/06/01/us/derek-chauvin-what-we-know-trnd/index.html
保釈金は125万ドル(約1億3500万円)
現地時間6月8日、デレク・ショーヴィン被告は
オレンジの囚人服とブルーのマスクを身に着け
初めてミネソタ州ヘネピンの裁判所にビデオ出頭しました。
マシュー・フランク(Matthew Frank)検事が
デレク・ショーヴィン被告に対する逃亡の懸念から
保釈金を高額に設定するよう求めていましたが、
デレク・ショーヴィン被告の弁護士、
エリック・ネルソン(Eric Nelson)氏は異議を申し立てず、
保釈金は125万ドルと決まっています。
銃器の放棄、州からでないこと、フロイドさんの家族に近づかないことなど
いくつかの条件つき保釈の場合は、
100万ドル(約1億800万円)に減額されます。
参考記事:
NY TIMES: https://www.nytimes.com/2020/06/08/us/derek-chauvin-court.html
CNN: https://edition.cnn.com/2020/06/08/us/derek-chauvin-court-monday-george-floyd-latest/index.html