2020年サンクスギビングデーはいつ?なにをする日?

クリスマスやハロウィーンなど、
海外からさまざまなお祭りが日本に上陸し浸透していますが、
その名は聞いたことはあるものの、
取り入れられていないお祭りのひとつに
サンクスギビングデーが挙げられるのではないでしょうか。
七面鳥を家族で囲むサンクスギビングデー。
今回は2020年サンクスギビングデーがいつで、
なにをする日なのかということをまとめてみます。

サンクスギビングデーの起源


イギリスから現在のマサチューセッツ州に移住してきた
ピルグリム・ファーザーズと呼ばれる入植者の一団は
アメリカ先住民により、苦難を脱します。
1621年に収穫を祝い、先住民への感謝を表す宴会を開いてもてなしたことが
サンクスギビングの起源といわれています。
その後、サンクスギビングは不定期に行われていましたが、
第16代大統領エイブラハム・リンカーンがこの日を連邦休日と定めました。
父子が敵同士となって戦った南北戦争を経て、
遠く離れた家族や親せきが再会し集うことで絆を深め、
国家としての団結を取り戻すことがその目的といわれています。

サンクスギビングデーは家族の祝日


現在でもその起源のとおり、サンクスギビングデーには
家族や親せきが集い、食事を囲みます。
皆が一斉に帰省するため、
感謝祭前後には空港、道路などの交通機関が大混雑。
逆に感謝祭中、街は閑散としています。
クリスマスは最近は友人たちと過ごすという若者も増えましたが、
サンクスギビングは根強く家族の祝日という風習が残っているという印象です。
起源や意味合いは異なりますが、
日本でいうお盆やお正月のような感覚でしょうか。
サンクスギビングデー当日には、お店なども閉まっていることが多いため、
この時期に旅行で訪れる人は、注意が必要です。
私もニューヨーク在住時、ルームメイトが皆、
サンクスギビング帰省中にロックアウトしてしまった経験があり、
寒空の下で途方に暮れたものです。
実際、体感ですが、サンクスギビングデーを境に急に寒くなるうえに、
街が一気にクリスマス色になるので、
サンクスギビングは冬のはじまりというイメージがあります。

七面鳥とパンプキンパイ


サンクスギビングデーの食卓には、
イメージどおり七面鳥の丸焼きが上がります。
七面鳥にはグレイビーソースと甘酸っぱいクランベリーソースを添えて。
デザートにはパンプキンパイやペカンナッツパイをいただいて、
ピルグリム・ファーザーズの収穫を再現します。
なかなか日本では丸ごとの七面鳥を目にすることはありませんが、
サンクスギビングデーが近づくと、
アメリカのスーパーマーケットには普通に並びます。
わたしも一度だけ、一番小さいものを買って
自宅のオーブンで数時間かけて焼き、
パートナーと2人で食べましたが、
とても2人では食べきれず、冷凍してしばらくの間、食べ続けました。
大家族で食べるのにふさわしい食べ物ですね。

アメリカのサンクスギビングデーは11月26日


アメリカのサンクスギビングデーは11月第4木曜日と決められており、
翌金曜日も祝日とし、4連休にしている州が多いです。
とくにサンクスギビングデーの翌日の金曜日から、
本格的なクリスマス商戦が始まります。
大規模なセールが行われ、
この時期から売り上げが黒字に転じることから
「ブラック・フライデー」と呼ばれています。
最近、日本でも「ブラック・フライデー」セールは
見かけるようになってきましたね。

家族や周りの人たちに感謝する日


家族で集い、一緒に食事できることに感謝する。
現在のサンクスギビングデーはそんな日といえるかもしれません。
日本にサンクスギビングデーの風習はありませんが、
サンクスギビングデーをきっかけに、
遠く離れた家族に連絡をしてみるのもいいかもしれませんね。