
新型コロナウイルスの感染拡大とともに、
にわかに話題に上り始めたコロナビールことコロナエキストラ。
グルポ・モデロ社が製造するメキシコを代表するビールのひとつです。
日本の輸入ビール第一位とあって、
櫛切りのライムをちょこんとさして、
瓶からラッパ飲みするコロナビールを目にしたことがあるという人も
多いのではないでしょうか。
今こそコロナビールを飲んで応援したい理由についてまとめてみました。
(※お酒は20歳になってから)
Contents
世界で最も飲まれているプレミアムメキシカンビール
背の高い透明ボトルに入った黄色いルックスが特徴的なコロナビール。
ボトルの口にさしたグリーンのライムが映えます。
本国メキシコではライムに塩を添えて、
テキーラのように飲まれたりもするようです。
日本で販売されているのは主にこの3タイプ:
コロナ・エキストラ ボトル(355ml)
コロニータ・エキストラ 小瓶(207ml)
コロナ・エキストラ スリム缶(355ml)
新型コロナウイルスによる風評被害?
不運にも世界中の人類を数ヶ月にわたって苦しめている
コロナウイルスと同じ名前のコロナビール。
英語にすると、
coronavirus[コロナヴィールス] coronabeer[コロナビアー]
と響きまで似ていることから、
Googleトレンドによると新型コロナウイルスの存在が明らかになった1月下旬から
「corona beer virus」「beer virus」「beer coronavirus」
という組み合わせで検索する人が倍増したそう。
またYouGovによると、アメリカ成人のコロナビールに対する購買意欲が
過去2年で最低まで落ち込んでいるという調査結果が出ています。
※YouGovによる調査結果
2020年2ヶ月で約2億2100万ポンドの売り上げ損失
実際、コロナビールの販売やブランド展開を手掛ける
アンハイザー・ブッシュ・インベブは
「コロナウイルスによって深刻な打撃を受け、
2020年1月~2月だけで約2億2100万ポンド(約310億1300万円)の売り上げ損失があった」
ことを明らかにしました。
とはいえ、この損失は
「中国におけるコロナビールの需要が店舗・一般家庭の両方で大幅に減少したことが原因で、
今後も中国全土での収益損失が予測されている」
とコメントしており、風評被害が売上減の原因ではないとしています。
コロナビール一時生産停止
メキシコ政府による
「必要不可欠でない産業は活動を控えるべき」という要請に応じ、
グルポ・モデロ社は4月5日からメキシコ国内にある11工場を
一時停止することを発表しました。
そのうえで、コロナビールを生産する際にできるアルコールを使った
殺菌ジェルの30万本寄付など、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策に貢献する声明を発表しています。
さよならコロナウイルス、がんばれコロナビール
世界180の国と地域で愛されるコロナビール。
ワールドワイドな広がりはコロナウイルスも負けていませんが、
長期化するロックダウンや「適度な距離感」にストレスを感じ始めている人も多いはず。
一日も早い収束を願うばかりです。
コロナウイルスの猛威が落ち着いた暁には、
仲間と集まりコロナビールで乾杯したいですね。