新型コロナで日本もロックダウン?欧州各国の状況と備えとは?

依然、感染拡大が留まるところを知らない新型コロナウイルス。
東京では、3月26日に小池百合子東京都知事の緊急会見が開かれました。
会見では、現状を感染爆発の重大局面とし、
週末は不要不急の外出を避けるよう都民に対し要請がありました。
会見後から都内のスーパーマーケットでは、
食糧品を買い求める人々が溢れ、
中にはほぼ全ての棚が空っぽになるスーパーマーケットも。
現在、すでに欧米やその他の国々はより厳しい「外出禁止」、
ロックダウン(都市封鎖)という措置を取っているところも少なくありません。
各国の状況と日本がロックダウンする場合に備え、
今のうちから用意すべきものをまとめてみました。

ヨーロッパ各国のロックダウン状況

イタリア(3月8日〜4月3日)

「延期できないことが証明可能な業務上の理由または健康上の理由、
その他の緊急事項」に該当しない不要不急の外出禁止。
外出理由を記した「自己宣誓フォーム」の携帯義務
軍隊および警察が取り締まり、違反時には最大30,000ユーロ(約360万円)の罰金
必需品の購入:一週間に一度程度
健康上の必要性がある場合:延期不可能なことが証明可能な
健康上の理由があるがある場合に限る
親族のためにやむをえない場合:緊急の場合に限る
在宅勤務が不可能な場合:延期できないことが証明可能な職務に限る
運動・ペットの散歩:不可
集会:不可
儀式・冠婚葬祭:不可

スペイン(3月14日〜)

不要不急の外出を禁止
警察が取り締まり、違反時には100ユーロ(約12,000円)の罰金から懲役刑
必需品の購入:可
健康上の必要性がある場合:可
親族のためにやむをえない場合:可
在宅勤務が不可能な場合:可
運動・ペットの散歩:不可
集会:不可
儀式・冠婚葬祭:不可

ドイツ(3月22日〜最短2週間)

南部諸州は外出禁止をしているものの、全国的ではない
公共の場への滞在は単身または家族同伴のみ可
秩序局や警察が取り締まり、違反時には罰則あり
必需品の購入:可
健康上の必要性がある場合:可
親族のためにやむをえない場合:可
在宅勤務が不可能な場合:可
運動・ペットの散歩:個人的なものに限る
集会:不可
儀式・冠婚葬祭:近親者の葬式のみ参列可

フランス(3月17日~15日間)

不要不急の外出禁止
外出時には署名と出発時刻を記入した特例外出証明書を所持
警察などが取り締まり、違反時には最大375ユーロ(約45,000円)、
再度の違反には1,500ユーロ(約180,000円)の罰金を科す
違反を繰り返した場合、軽犯罪として禁固刑
必需品の購入:可
健康上の必要性がある場合:延期不可の緊急の診察や
人工透析のような長期的な疾患の治療のみ可
親族のためにやむをえない場合:可
在宅勤務が不可能な場合:可
運動・ペットの散歩:一日一回、自宅から1kmの範囲、1時間に限る
集会:不可
儀式・冠婚葬祭:参列者20名以下の葬式のみ可

イギリス(3月23日~3週間)

不要不急の外出禁止
警察が取り締まり、集会の解散や30ポンド(4,000円)の罰金を科す
違反を繰り返す場合は、1,000ポンド(140,000円)の罰金
必需品の購入:可
健康上の必要性がある場合:可
親族のためにやむをえない場合:可
在宅勤務が不可能な場合:可
運動・ペットの散歩:一日一回、同じ世帯の人とに限る
集会:不可
儀式・冠婚葬祭:近親者の葬式のみ参列可

スペインでは毎晩20時に感謝の拍手を


スペインでは人々が毎晩20時に自宅テラスに出て、
常に感染リスクにさらされている医療従事者に対し、
感謝の気持ちを込めて拍手を贈ります。
同様の取り組みはニューヨークなどその他の都市でも行われています。

ロックダウン中の友人に聞いた!ロックダウン前にやっておくべき3つのこと

ロックダウン中のマレーシア、スペイン、インド、イギリス、フランス、
そしてニューヨークに暮らす友人たちに
ロックダウン前にやっておくべきことを聞きました。
すでに一週間以上のロックダウンを経た彼らが口を揃えて言うのは、
食料品(食糧品)やトイレットペーパーなどの日用品は
意外にロックダウン中でも手に入るから大丈夫。
今思えば…というのがこの3つです。
(ちなみに、必要になってから通販で買えばいいやと思う方もいらっしゃると思いますが、
アメリカは現在、Amazon Primeの最短配送予定日が3カ月後、
一方、スペインなどでは通販も通常通り稼働しているようです)

病院や美容院


ロックダウンがどれくらいの期間になるかわかりませんが、
歯医者などの病院と美容院には行っておくといいようです。

室内で運動できるもの


ヨガマットやダンベルなど室内でのエクササイズに
使えるものを用意しておきましょう。
外出できないストレスと運動不足により、
ライフサイクルが乱れる可能性があります。
健康な心身を保つためにも、室内で運動できる準備を整えておきましょう。

気分転換できるもの


NetflixやAmazon Primeなどのエンターテイメント、
Nintendo Swichなどのゲーム機器、長編の漫画や本など、
長期間の外出禁止期間中に気分転換ができるものも必要です。

※情報は執筆時点のものです。