
旅行において、どこに泊まるかは
その旅の快適さに大きく関わる要素のひとつではないでしょうか。
キューバのように情報が少なく、イメージがしにくい国であればなおさら。
ここでは、spicaがキューバを旅した際に
どうやって宿泊先を探したかをご紹介したいと思います。
ご自身のキューバ旅行を計画される際のヒントにしてくださいね。
Contents
キューバ到着後の一泊目はホテルを予約
初めてのキューバ、まずは現地の勝手がわからないので、
一泊目はホテルをあらかじめ予約して行きました。
キューバ入国の際に必要なツーリスト・カード申請時に
キューバの宿泊先を記入する欄があるので
初めてキューバを訪れるなら、一泊目は予約して行くのが絶対おすすめ。
(ツーリスト・カードについてはこちら:
http://sunsmilestars.com/2020/02/29/havana/)
ハバナ旧市街観光に便利 クラシックなホテル
わたしがキューバ一泊目に予約をしていったホテルがこちら:
ホテル・デル・テハディージョ(Hotel del Tejadillo)
https://hoteltejadillohavana.com-cuba.com/
18世紀後半の大邸宅を改装した中世の雰囲気をそのまま味わえる国営ホテル。
カテドラル広場やボデギータも近く、旧市街散策にも便利です。
パティオ(中庭)のほか、レストランやバーもあるので、
館内で過ごすのも快適。
じつはそれが、後々すごーくありがたかったことに気づきます。

大事にはやっぱりホテルが安心
じつは、わたしがキューバに到着した翌日、
大型ハリケーンがキューバに接近。
カストロによる外出禁止令が出されたのす。

大型ハリケーンも外出禁止令も初めてのことで、
もうどうしたらいいかわからなかったけど、
真っ先にやったのは、ホテルの延泊を決めたことと、その手続きでした。
当初のわたしの計画では、一泊目だけホテルを予約し、
二泊目以降はホテルに比べリーズナブルな民泊を探そうと思っていたのです。

ただ、聞くところによると、
ホテルには自家発電の設備があるのに対し、
多くの民泊にはそういった緊急事態を乗り切る設備が整っていない。
さらに、仮に外出禁止が長引いた場合、食糧などのストックに不安がありました。
ハリケーンの夜は、ホテルのレストランで早めの夕食を済ませ、
部屋にこもって、地元のテレビ番組を見て過ごしました。
次第に風の音がビュービューと強くなり、
パチッと電気が消え、真っ暗に!
ほどなくしてグアーンと発電機が回る音。
パチッと電気復活!
ちなみに外出禁止令の時間中、ホテルの出入口は板を打ちつけ補強されたうえに、
ガードが立ちはだかって、出入りできないようになっていました。
ハリケーン通過後の街のようす
台風一過ならぬハリケーン一過後の街は、
あちこちに落ち葉や枝が散乱し、
お店の棚はがらんとし、地元客がたくさんいるのに、
売り物が一切ありませんでした。
わたしは元々ロス・インヘニオス渓谷(los Ingenios)に行く予定にしたのですが、
ハリケーンによる倒木などで危険な状態のため閉鎖されてしまったため、
泣く泣く予定変更。
リーズナブルでフレンドリーな民泊 カサ・パルティクラル
ハリケーン通過後は、
リーズナブルでフレンドリーなカサ・パルティクラル(Casa Particular)に移動しました。
カサ・パルティクラルというのは、一般のお家に泊まるいわば民泊で、
ホテルが一泊200USDくらいだとすると、同じエリアに20-50USD程度で泊まることができます。
カサ・パルティクラルの泊まり方
キューバのお家をのぞくことができるカサ・パルティクラル。
地元の人たちとも触れ合うきっかけになります。
カサ・パルティクラルの探し方から泊まる際の注意点などまとめてみました。
青いイカリがカサ・パルティクラルの目印
カサ・パルティクラルのお家はドアなどに青いイカリのマークがついています。
はじめはどきどきしますが、ピンポーンと訪問し、
宿泊したい旨を伝えましょう。
お部屋と条件、金額を確認
宿泊可能なお部屋を実際に見せてもらいます。
その際、バスルームやシャワー(お湯が出るか)のチェックもお忘れなく。
たいていのカサ・パルティクラルは一泊朝食付きですが、
朝食が含まれるかどうかなどの条件と金額を確認します。
ある程度の交渉にも応じてくれるので、
リクエストがあれば、ここで伝えておきましょう。
たとえば、1泊30USDのところ、5泊するから120USDにしてもらうとか、
翌朝の出発が早いから朝食抜きで、28USDにしてもらう、などです。
もちろん、お部屋の感じがいまいちだったり、
条件が見合わなかったり、
なによりも、お家の人の雰囲気が合わないと感じた場合は、
我慢して宿泊するのではなく「他も見てから決めるね~」などと言って
その場は失礼することも気持ちよく滞在するうえで、大切なこと。
宿泊手続きも簡単
パスポートなどを見せて、宿帳に名前記入など簡単な手続きを済ませて完了。
代金は前払いのことが多かったように思います。
簡単にお部屋の使い方などを説明してもらい
(特にシャワーやトイレは家によって仕様が違うので確認しておいたほうが無難)
朝食の時間などを確認したら、あとはホテルのように滞在できます。

カサ・パルティクラルに宿泊する際の注意点
とても気軽なカサ・パルティクラルですが、利用するにあたっての注意点は下記のとおりです。
注意点に気を配りながら、宿泊者もお家の人も
お互いが気持ちよく過ごすことができるよう心がけましょう。
ホテル同様エリアを見極める
これはホテル宿泊でも同じことですが、どのエリアで探すかを見極めましょう。
便利なエリアやきれいなお家はやはり少し高め。
不便なエリア、古めのお家は当然、安めです。
高めなエリア、高めなカサでもホテルに比べれば、ずっと安上がり。
ここはケチらずに、自分が歩いてみて安全と感じる快適なエリアでカサ探しをしましょう。
貴重品は肌身離さず
キューバは基本的にいい人たちが多い印象ですが、
お互いが信頼し合って気持ちよく過ごすためにも、
観光で外出する際、部屋に貴重品を置きっぱなしにするのは避けたいもの。
貴重品管理は自分の責任でしっかり行います。
人のお家ということをお忘れなく
お金を払って泊まっているとはいえ、
そこは一般の人のお家。
騒音に配慮するなど、
相手を気遣う気持ちを忘れることなく過ごしたいですね。
わたしは千代紙を持って行って、
カサを出るときには、折り紙の鶴を「グラシアス(Gracias)」と言って渡していました。
そんな小さなことでも、とっても喜んでもらえますよ。
ホテルとカサ・パルティクラルを上手に使い分けて、
快適なキューバ滞在をお過ごしくださいね。