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キューバ国営 アエロ・カリビアン航空
キューバ南東部のサンティアゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)へは
国営航空会社のアエロ・カリビアン航空(Aero Caribbean)の国内線を利用します。
国内線のチケットはハバナで手配をしたのですが、
のんびりアエロ・カリビアン航空のオフィスに行ってみたら大混雑。
キューバの人々は彼らのペースで働いているので、
あっという間に閉店時間になって、「はいまた明日」となりました。
めげずに翌日、今度はもう少し早めに出かけまして、
ようやく手にした国内線チケット!
クレジットカードで支払いをしたら、
複写紙をカードにガチャガチャ滑らせてレシートを作るクラシックな仕様で
ぜんぜん別のところに感動してしまいました。
もちろんチケットも席番が手書きでキュンキュンしちゃう。
写真を撮っておけばよかったな。
なにが言いたかったかというと、
タイトな旅行を計画されている方は、事前予約必至です。
ドキドキしながらアエロ・カリビアン機へ
ホセ・マルティ国際空港(Aeropuerto Internacional José Martí)では
滑走路をてくてく歩いて、飛行機に乗り込みました。
飛行機は小さいし、周りはみんな地元の人たちばかりだし、
乗り込んでみたら飛行機もクラシックだし、
ちょっぴり不安になりますが、そこは勇気を出してたのしみましょう。
約2時間の空の旅です。

サンティアゴ・デ・クーバはキューバの心
サンティアゴ・デ・クーバは街並みも実にクラシック。
ハバナに着いたときも、
そこら中で当たり前に走っているクラシックカーや
国宝になりそうなほど年季の入った建物に普通に人々が暮らしているのを見て
かなりの衝撃だったけれど、
サンティアゴ・デ・クーバはそれ以上。
ハバナでだいぶ感覚がマヒしていたけれど、
直行でサンティアゴ・デ・クーバに行ったらそれはもう
衝撃的で顎が外れるんじゃないかってほど。
キューバの人々は、家の前にロッキングチェアを出して
そこで近所の人たちとおしゃべりをしたり、
ときに楽器を持った人がひとり、ふたりと集まってきて
歌ったり踊ったりしているのだけれど、
ここサンティアゴ・デ・クーバではそんな光景が街中にあふれていました。
夕方になると公園にどこからともなく人々が集まってきて
ソンを奏で、歌いだす、踊りだす。
ああ、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)。
キューバ革命の銃痕 モンカダ兵営
そんなのどかな風景の傍らに、
キューバ革命の激しい闘いの跡が残されていました。
旧市街の端にある7月26日モンカダ兵営博物館(Museo 26 de Julio Cuartel Moncada)は
かつてバティスタ政権の大規模な兵営だった場所。
カストロ率いる革命組織は打倒バティスタを掲げ、
7月25日に行われるサンティアゴの祭りの翌日、最初の武装蜂起をしました。
今でもその銃撃戦の激しさを壁に残された銃痕に見ることができます。
クバーナ航空は裏切らない

サンチアゴ・デ・クーバの空港から名残惜しく帰国便に乗る予定だったのですが、
搭乗予定の機材がまだ到着していないらしい。
待てども待てども飛行機は来ず。
2時間、4時間、6時間…優に過ぎるけれども、
とくにそれを補うサービスもないので、寒い空港でビールを飲んで待ちます。
空港内は冷房が大変にきいていて、寒いです。
短時間の滞在なら問題ありませんが、長時間に及ぶ場合は、
羽織りものを用意しておくといいでしょう。
キューバの飛行機は、かなりの確率で遅れます。