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クスコからチチカカ湖の町プーノヘ
マチュピチュ(Machu Picchu)のあるクスコ(Cusco)のとなりに
チチカカ湖の町プーノ(Puno)はあります。
移動は得意の長距離夜行バスで。
リマ(Lima)-クスコの20時間移動に比べれば余裕です。
深夜に乗って、早朝には到着~♪
宿に荷物を置いたら、さっそくトゥクトゥクのような乗り物に乗って湖へ。
船が出る前に、ぶらぶら散歩をしつつおやつを買い込みます。
コバルト色の鏡がどこまでも続く湖面
チチカカ湖は標高3810mの世界一高所にある湖。
(※正確には「汽船などが航行可能な湖として世界最高所」という条件つきらしい)
標高3776mの富士山よりも高いところにあります。
クスコで高所にはだいぶ慣れていたものの、
ここはほんとうに太陽が近い!
陽が出ていない朝晩は冷えますが、
日中は直射日光が肌に刺さるのがわかります。
肌を守る日焼け止め、目を守るサングラス、頭を守る帽子をお忘れなく。
湖岸から船に乗り、まずはチチカカ湖の浮島(ウロス島)へ向かいます。
真っ青な湖面がどこまでも続き、光がキラキラと反射する。
直射日光で火照った頬にあたる風がひんやりと気持ちいい。
今でも満員の通勤電車の中などで、
あのチチカカ湖の光景を思い出すと一瞬で癒されます。
トトーラは万能
浮島はチチカカ湖に生えるトトーラという葦のような草を乾かし5mほど重ねてできた島。
その上に、ウル族(Uros)の人びとは生活している。
ウル族はこのトトーラで島だけでなく家や舟を作り
さらには煮炊きに使い、しかも食べることもできるという。
なんて万能!
ただ草を重ねただけの島なので、
気をつけないと水たまりのようになっている場所があったり、
歩くとふわんふわん(ゆーらゆーら?)します。
船酔いする人は、苦手かも?
チチカカ湖岸のタキーレ島へ
タキーレ島(Isla Taquile)は、
ケチュア民族がプレインカのライフスタイルを守りながら暮らす島。
電気や水道はなく、自給自足で島民同士が助け合いながら生活しています。
男性も編み物をして、男女で衣装を贈り合う風習があるそう。
真っ青な空と湖に彼らのビビッドでカラフルな服装がとても映えます。
タキーレ島を訪れたら名物マス料理を
タキーレ島の名物といえば、マス料理(Trucha)。
というか、それ一択です。
どのレストランで食べても同じ調理法、同じ値段。
それでも、真っ青な空の下、
眼下に広がるチチカカ湖を眺めながらのランチは至福。
ぜひ試してみてくださいね。
真っ赤な夕日が真っ青なチチカカ湖に沈んでゆく
感動しすぎて写真を撮るのを忘れてしまったのですが、
チチカカ湖の島々からプーノへ戻る船から眺めた夕陽は忘れられません。
コバルト色の真っ青な鏡のような湖面に、
ゆっくり、ゆっくり、真っ赤な太陽が沈んでゆく。
真っ赤な太陽から湖面に放たれた真っ赤な光が
船の上のわたしと太陽とを結んでいる。
刻々と太陽が沈むにつれ、
真っ青だった湖は、燃えるような赤に染まり、
そして最後、しんと静まりかえった闇が辺りを満たす。
こんな光景が、ここでは毎日繰り広げられているんだと思うだけで、
感動してしまい、言葉になりませんでした。
世界中どこにいても、陽は昇り、沈み、そしてまた昇る。
そんなあたりまえのことに気づくと、
この美しい世界をつくった神さまの存在を信じざるをえませんでした。