
クスコからアグアスカリエンテスへ
クスコからマチュピチュまでは電車で約3時間半。
わたしは前日にポロイ駅(Poroy)でチケットを買いましたが、
ペルーレイル(Peru Rail)のウェブサイトで予約することも可能です。
(ペルーレイル:https://www.perurail.com/)
往路のおすすめは天井がガラス張りになっているビスタドーム(Vista Dome)。
山々の景色を見ながら、マチュピチュへ向かうと気分も高まります。
ここで注意したいのが、電車の時間。
マチュピチュに宿泊するのでなければ、
始発で行き終電で帰ってくるというプランにしないと
せっかく行ったマチュピチュを十分に堪能できないまま、
帰りの電車に飛び乗ることになってしまいます。
ちなみに帰りは真っ暗で景色も見えないので、
復路はビスタドームより少し安いエクスペディション(Expedition)で十分。
時刻表や予算を見比べながら、旅の計画を立てましょう。
ビスタドーム始発でマチュピチュ村へ
早起きしてポロイ駅に向かい、始発のビスタドームでマチュピチュ村へ。
マチュピチュ村からは遺跡の入り口まで連れて行ってくれるシャトルバスが出ています。
ちなみにこのマチュピチュ村、
アグアス・カリエンテス(Aguas Calientes)という名でも知られており、
Aguas=水、Calientes=熱い、つまり温泉の出る村なのです。
ポロイ駅を出ると、軽食が出されます。
眠い身体に、甘ったるいコーヒーとケーキがじんわりおいしかった!

はじめは「世界の車窓から」風の風景に興奮し、
わくわくしているのですが、次第に眠気が…
うつらうつらする私たちと同じ車両では、
元気なヨーロッパのお年寄りグループがにぎやかにトランプに興じています。
すてきですよね。
わたしは海外で目にするいくつになってもアクティブな年配の先輩旅行者たちを見るのがだいすき。
わたしもあんな風に、旅を続けたいな~といつも元気と勇気をもらいます。

いざ、マチュピチュへ!
マチュピチュ村に到着したら、バス停へ向かいましょう。
ビスタドームに乗っていたお客さんは、ほぼ間違いなくマチュピチュ遺跡に向かう旅行客なので、
バス停を見つけるのもそれほど難しくないはずです。
マチュピチュに持っていきたいもの
・スニーカーなど、履きなれた歩きやすい靴
遺跡の中は、意外に山道です。
草の生えた地面もあれば、岩のような場所もあります。
そして、一日中アップダウンの繰り返し。
長時間の散策をたのしむのに相応しい靴がオススメです。
・帽子、サングラス、日焼け止め
標高3,400mと太陽に近い場所で長時間を過ごすことになるので、
日焼け対策は必須です。
・水筒に入れた水
売店はあるものの、ペットボトルなどの持ち込みは避けたほうがよいため、
あらかじめ、水筒に水を入れて持っていくのがベター。
・レインコートなどの雨具、羽織るもの
あいにくのお天気のときは、
山道で傘をさして歩くのは危ないので、ぜひレインコートを用意しましょう。
またマチュピチュは太陽に近く、
日中はギラギラと直射日光に照らされて暑いほどなのですが、
日が暮れた途端にひんやりします。
軽い羽織りものやストールなどを用意しておくと安心です。
・虫よけスプレー
長時間、屋外にいるので、虫よけ対策もしておくといいですね。
マチュピチュで気をつけること
世界遺産マチュピチュの景観を守り続けるために、
いくつか気をつけたいことがあります。
こちらも事前にチェックしておきましょう。
・遺跡の中は禁煙、飲食禁止
タバコはもちろん、飲食も禁止されているので、
食事は事前に済ませます。
ペットボトルの持ち込みもチェックまではされないものの、
好ましくないとされているので、
できれば水筒に詰め替えたものを持ち込むのがベター。
・トイレは事前に済ませましょう
遺跡内にはトイレがありません。
入口には有料トイレがありますが、
遺跡到着前に、マチュピチュ村にて済ませましょう。
またこれはマチュピチュに限らずですが、
海外旅行中はトイレに紙がないことなど当たり前!
ティッシュは常に持ち歩くことをオススメします。
・三脚や杖の持ち込みができません
遺跡を傷つけることがないよう、
金属製の三脚や杖を遺跡の中に持ち込むことが禁じられています。
三脚を使用しての撮影を考えている方は、要注意。
杖に関しては、どうしても必要な人の場合、杖の先にカバーをつけることで、
持ち込み可能になる場合もあるようです。
・大きな荷物は持ち込み禁止
遺跡内は20L以上の大きな荷物の持ち込みも禁止されています。
大きな荷物はホテルに置いて、身軽にマチュピチュを訪れるのがベストですが、
やむを得ない場合は、入口で預けましょう。
以上、
その他にもゴミを捨てない、立ち入り禁止箇所へは立ち入らないなど、
ルールを守り、環境保全に気を配りながら、
マチュピチュ探索をたのしんでくださいね。