Spica Trip

毎日がよりhappyになるヒントを世界から。

悲しい夜は 私をとなりに乗せて

助手席がすきです。 . 一方、運転席は、 運転がへたっぴということもあり できれば座りたくないし、 もう別の世界っていう感じがする 後部座席はつまらない。 . 映画のスクリーンを観るように 助手席で フロントガラスに映る […]

銀の月の影を 抱きとるように

大人になって 体育の授業でスキーがあったというと 驚かれることに驚いた。 . なにしろ わたしが生まれ育った岩手県盛岡市は 11月にもなると雪が降り 4月になってもなお、 雪がちらつくことがあるほど 冬は雪に閉ざされる。 […]

またひとりだけの時が始まった

北国育ちのわたしにとって 冬の訪れは、なんというか、 一段と、重い。 . 長く、冷たく、暗く、 重い、重い、冬という時間。 . 桜の開花に湧く全国ニュースを見ながら 窓の外はまだしんしんと 雪が降り続いていたりする。 . […]

苦い口紅 つけて来たのに

なぜだか遠距離恋愛が多かったわたしは すきな人を訪ねて 限られた貴重な時間を一緒に過ごした後には 空港で見送ってもらうことが多かった。 . 遠く、ChicagoやNYCだとしても 12時間や13時間で あっという間に成田 […]

ここは昔の谷間のようで

こんなに脆くなったのを 今は誰にも話せない 小雨の朝は闇をうすめて 忍びやかに来る白い影 . 若かりし頃は無敵だったなーと思う。 どこにでも飛び出して行っては 大失敗して右往左往していた。 . 一方で、 飛び出して行かざ […]

弱気がペンを 走らせるのね

子どもの頃から、 読むのも書くのもすき。 . 小学生の頃は、夢中でなにか 小説みたいなものを書き続けていた。 . 中学、高校になると 女子同士で手紙を書いて ハート型に折ったりして渡し合っていた。 . 大人になってからも […]

臆病が 籠の中閉じこめてた

世紀の大失恋のあと わたしは十数年にわたって 彼のことが忘れられず もぬけの殻のように生きていた。 . そしてそんなときちょうどよく目の前に現れるのが 「家庭内別居中で 妻とはもう数年口もきいていなくて もうすぐ離婚する […]

ただ一度送られた 心のしるし

外国へ行くと 現地から自分宛に絵葉書を送ります。 . だいたい帰国してから ポストに届くエアメールの絵葉書。 ポストカードを書いたときの自分を思い出し 時間と距離を一気に超える。 . 束の間の表情と しぐさのかけら まぶ […]

朝陽に縁どられ 始発にのる

わたしにとって一世一代の失恋は 高校の同級生、K。 . そもそも出会いが運命的で 高校の合格発表を中学の友人と見に行くと はるばる隣町から孫の合格を 確認しにきたというおじいさんに出会った。 そこで、見たことも会ったこと […]